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どうやったら論文をかけるのか?

研究 読書記録

そろそろ博士課程も終わりに近づき、博士論文を書いているけれども、雑誌投稿論文も書かなければいけないという状況だ。

アマゾンで本を買ったので読んでみた。

Write It Up: Practical Strategies for Writing and Publishing Journal Articles (APA Lifetools: Books for the General Public)

Write It Up: Practical Strategies for Writing and Publishing Journal Articles (APA Lifetools: Books for the General Public)

 

これは「どうやって論文を書けばいいのか」ということに関することが、ジャーナルの選びかたから投稿まで、わりと細かく書いてあるので、雑誌投稿論文をまだ書いたことがなくて、これから書く人にとってはいい本だと思う。本当は大学の教員が指導すべきことなのかもしれないけれど、カバーしきれない部分はこの本を読んで知識を補ったら良いと思う。

知っている人にとっては知っていることなのだけれど、論文を書いたことないひとにとっては論文のカバーレターの書き方とか、論文のリバイズ(査読者のコメントをもらってからの修正)にどう対応すべきかとか、レターの長さがどのくらいであるか?とかまで説明されているのはかなり実践的で良いと思う。

知っている人にとっては中身が薄い感じはするものの、論文書きにゆきづまったらパラパラとめくってみるとインスピレーションが湧いてくるっていうこともあるかもしれない。特に私の場合、ディスカッションでなんとなく筆が進まないということがあったりもするので、そういう行き詰った時に役に立ちそうな感じはする。

この著者の論文書きに関する著作は、日本語に翻訳されているものもある。 

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

 

これは'how to write a lot'という、同じ著者の本を翻訳したもの。日本語版は最近出たみたいで、ツイッターなんかではなかなか評判が良いようだ。'write it up’と比べて、こっちは「論文を定期的に出すためにはどうすればいいか」モチベーション管理やどういうやり方をしたらいいかというコツというかハックみたいなものがたくさん載っている。これはある意味「アカデミック自己啓発本」みたいなもので、この本を読んでやる気を出してたくさん書くのがいいのだろう。とは言っても、読んだだけでやった気になってしまいがちなので気をつけたいとは思っている。

この本では、「とにかく書く習慣をつける」ことの重要性が強調されているけれど、自分のことを考えてみるとこれがなかなか難しい。私の場合、書くことがはっきり決まっている・キーとなるコンセプトが頭のなかでクリアになっていないと書き進められない感じがする(逆にここが決まっていればさくさく書ける)ので、毎日とにかく書くっていうスタイルはなかなか実践できていない。ここを解決できれば、もっと論文数が増えて幸せになれそうな感じはする…