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アメリカは意外と保守的

これを読んで、なんとなく禁酒法を思い出した。あと、やはりアメリカは性に関するタブーの意識が強いのだと思った。ヨーロッパではこういうことは絶対に起らないと思う。


CNN.co.jp : 米ハーバード大、教授と学生の性的関係を「公式」に禁止

 

日本にいた間、私はアメリカとイギリスの違いがはっきり分かっていなかった。どちらも「欧米」というくくりで考えていた。けれど、イギリスに来てみると、アメリカンとブリティッシュ(とヨーロピアン)ヨーロピアンの間にはかなり差があるように思う。

一言で違いを表すなら、イギリス・ヨーロッパは進歩的、アメリカは保守的という印象だ。日本にいるときには、どちらかと言えば逆の印象だったけれど、実際に来てみると、ヨーロッパの方が個人の自由や選択権という考え方が尊重されているのではないかと感じている。

ヨーロッパ、その中でも特にイギリスは「個人の自由」を尊重するという印象だ。キリスト教、特にカトリック思想から宗教上の縛り(同性愛と中絶)に関しても個人の価値観・選択にまかされており、そこに文句を言うということは、自分たちの権利が脅かされることにもつながるので、この個人の選択の権利は守られるべきだという思想があると感じている*1

なんというか、選択の指針は「あなたが幸せかどうか」なのだ。どう思うか、どうあるべきかではない。しばしばAre you happy with that?と聞かれるので、最初は少し面食らったが、彼らの意思決定が自分自身・周りの幸せに貢献するかが意思決定の指針になっていると理解すれば分かりやすい。

 

一方でアメリカについて。

アメリカは少し訪問したことしかないし、アメリカ人の同僚と接してみて...というくらいの経験しかないのであまりたいしたことは言えない。が、アメリカ人は、(一部をのぞいて)考え方は保守的・閉鎖的である。


Avicii, Aloe Blacc - Wake Me Up (Official Video) - YouTube

(アヴィーチはスウェーデン出身なのだけど...)

アメリカは自由の国と評されることもあるが、私自身は「理想主義の国」という印象を持っている。いろんな場面で「こうあるべき」「こうあるべきではない」という理想が強い。その中でも、努力すれば報われるという、ハリウッド映画によくある「アメリカン・ドリーム」ストーリーや価値観は私も大好きだ。けれども、彼らには強い理想はあるものの、実際は様々なしがらみやら社会的対立のせいもあり、なかなか一筋縄ではいかない。ある場面で極端な方向にふれたりする(例えばレッドパージ*2など)こともしばしばだ。

アメリカ人は意外と?がんばりやでまじめである。なんというか、「これだけ頑張ったのだから幸せであるべきだ」「アメリカは素晴らしい国だから僕たち・私たちは幸せであるべきだ」みたいな印象だ。facebookで意識高い系投稿をしがちなのもアメリカ人。一見自由そうで、案外窮屈なんじゃないかという印象だ*3

もちろんいろいろな人がいるから、アメリカ人もイギリス人もひとくくりにはできない。イギリスの田舎に行けば、もちろん人も保守的・排他的な感じになるのは間違いない。ともかく、大都市であるロンドンは、流れ者外国人にとっても暮らしやすい。ただ、今のテロの流れなどでヨーロッパも保守に向かい、よそものは住みにくくなるかもしれない、とも思ったりしている。

*1:ヨーロッパの中でも、スペインなどは同性愛や中絶の権利について激しい議論がある。

*2:それでもさすがスピーチの国、言論を戦わせて極端な考え方は次第に修正される

*3:ただしカリフォルニア人、特に北カリフォルニアは異質に感じる。彼らはアメリカ人というより、ヒッピー文化の継承者と呼ぶべきなんじゃないかと思う。