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親日?フランス人(というより、パリ人)

フランスに行くといつも不思議に思うのは、「こんにちは!」「ありがとう」などの日本語の日常会話・挨拶を知っていて、私に対して使ってくるということだ。

「パリジャン/パリジェンヌがいきなり日本語で声をかけてくる」現象は、私の日本人の友人も体験したことがあるようで、かなりポピュラーな出来事らしい。 その一方、この「外国人が突然日本語で話しかけてくる」イベントは、フランス・パリ以外では一度も遭遇したことがない。日本人が比較的良く訪れると思われるバリ島で、街のジゴロが所構わず日本語で話しかけているのは見たことがあるけれども、私の顔を見て、(私が日本人だという確信を持った様子で)日本語でごあいさつ、というのはまだパリでしか体験したことがない。

 

日本人っぽく見えるから日本語で返されるのかな?と思ったけれども、イギリス人をはじめとしたコーカソイド(いわゆる目鼻立ちの彫が深い「外国人」。ヨーロッパ人のたいていはコーカソイド)にとっては、アジア人の顔を見分けることは至難の業のはずで、実際私も「中国人」とか「フィリピン人」とか間違えられることは良くある。日本人にとっては中国人とフィリピン人はだいぶ違うけれども、ヨーロッパ人にとってはどちらも東アジアの国の人たち、という感じで、見分けがつかないという人は多い。日本人だって、イギリス人とポーランド人の区別がつかない人はたくさんいる、というのと同じだ。日本人とそれ以外のアジア人については、服装で見分けるのかな?と思ったけれども、それも実際は難しいと思う。

パリは観光都市なので、パリ人は観光客とおぼしき人物に異常にフレンドリーになるように発達してきたのか。絶対にそんなことはない。パリ人は不親切で嫌な奴、はロンドンでは(というか、おそらく生粋イギリス人の間では)定説だ。

じゃあ、同じような顔立ちの中国人や韓国人は日本語で話しかけられるのだろうか?せっかくなのでアジア系の友人にインタビューしてみると、そうでもないらしい。じゃあ中国語とかで話しかけられるの?と聞くと、普通にフランス語で話しかけられて、英語で喋ると鼻で笑われるとか...「フランス語で話さないと冷たい」というのは、別にアジア人に限ったことではなく、どの国の人に対しても同じである。

フランス人はいったい何をどう見て日本人を見分け、コンニチハーと話しかけてくるんだろう。謎深まる。