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英会話は難しくない。でも英作文は難しい。

ロンドンにはいろいろな国の人が住んでいる。ロンドンの町中を歩いていると、英語よりも、それぞれの人がそれぞれの国の言葉でしゃべっているのを聞く方が多いくらいだ。英語が母国語でない人はもちろんたくさんいて、多国籍メンバーでは話す時は、みんな英語を話すことになる。 英語のレベルはそれぞれだが、どうも東アジア人(中国人や日本人)が英語が下手だ、というのは有名な話らしい。ちょっと切ない。 けれども、私が思うに、日本人をはじめとするアジア人がすごく英語が下手か、と言われるとそうでもない気がする。英語が苦手な西洋人もたくさんいる。英語がほとんど話せなくてBeautifulを連発するイタリア人とか、たどたどしい英語を話すロシア人とか、文法的に間違ってても、絶対にそれを認めないインド人とか...。そう考えると、英語下手かも、と思って気後れする必要はないな、と思って安心してしまう。

ただし、この話は会話の話。会話では意味が通じれば許されるが、英語を書く、となると話は別で、きちんとしたものを書かないといけない。

ライティングの能力は、確かに日本人は劣っていると認めざるを得ない。この前、たまたま日本人の書いた英語を読む機会があったのだけど、文としてとても拙いものだった。どちらかといえば、文法的に正しくないというよりも、文章構成能力が低いという印象だった。 (ちなみに、外国人の知り合いにこの話をしてみたところ、彼も同じようなことを言っていた。まあ、日本人が特別下手ということもなく、個人のレベルにもよるが、特に日本、イタリア、中国、中東諸国の人の書いた文章は、あまり上手とは言えないものが多い、というのが彼の意見だった。)

じゃあ英語で書く文章力はどうしたら身に付くのか?これには2つの要素があると思う。 1つめは文の単位でうまく、こなれた表現で書くこと。 「こなれた表現で書く」というのは、「言いたいこと」が慣用的にどう表現されるか知っているかということも関わってくる。また、これは扱う概念や言いたいことが複雑になればなるほど難しくなる。

ただし、こういう言い方をしたいならばこういう表現、というストックを少しづつ身につけていったり、google検索を使ったり過去の文章ストックからいい表現を探してくるなど、「こなれた表現」は探せば見つかるものである。 2つめは、文章の論理性を洗練させること。 こちらは1点目よりも難しい。この点の重要性は、この本で説明されている(前もこのブログで紹介した、おすすめの本)。

 

要は、「日本語の教育の中では、ものを伝えるために必要な言語技術が教えられていない。これを身につけることが、外国語上達には不可欠だ」ということ。どうやって言語技術を身につけたら良いのかに関する訓練方法も紹介されている。