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イギリス人の食事観

ロンドン生活

イギリスの料理はまずい。これは「日本人はまじめだ」とか「イタリア人は女好きだ」とか「黒人は身体能力が高い」というのと同じくらいの、ステレオタイプ的な見方かもしれないけれど、まあ皆が認めるところだと思う。 (註:ただ、イギリスの人が総じて料理下手かというとそうでもなく、ジェイミー・オリバーの料理本なんかは見てるだけでおいしそうだし、素人参加の料理番組でもおいしそうな料理を作る人は出てくる)

(ジェイミーといえば、昔はけっこうすっきりした印象の好青年だったのだけど、バターを使いすぎなせいか、最近はすっかり「大きく」なった感じだ。もこみちも、オリーブオイルを使いすぎるとジェイミーのようになってしまうんじゃないかと、私は密かに心配している。)

ただし、そんなイギリスに対する悪評をよそに、イギリス人たちは、自分たちの料理が「そんなに悪くない」と、どうも心の底では思っているようなのだ。 先日、生粋のイギリス人のおばちゃんと話したとき、「私、実は日本食ってあんまり好きじゃないの」と言っていた。どうも、彼女は、日本の「だし文化」があまり好きではないようだった。日本食や中華料理は味を重ねていくけれども、これが好きではなくて、塩味なら塩味、甘みなら甘みだけ、というのがシンプルでおいしいと考えているようだった。実際こういうことを言う人は珍しくないようで、イギリス、オーストラリアあたりの人はこういう考えの人は案外多いらしい。

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(写真はサンデーロースト。代表的なイギリス料理。パブなどで食べられる)

 

要は、私たちと彼らイギリス人の間の「おいしさ」の基準がそもそも異なっているから、我々日本人(や、アジア人)にとってはシンプルすぎる味付けのイギリス料理も、彼らにとっては案外悪いものでもない、ということのようなのだ。

そういうわけで、ロンドンで日本人にとっておいしいものを食べようと思ったら、アジア料理やイタリアン(トマトにはうまみがある!)、中東料理やカレーが良さそう。ただし、イギリス人好みの味付けになっていないレストランを見つけないとダメなのだけど。マクドナルドやドミノピザでさえ、なんだか味が違うような感じがするのだから...