オープンアクセスとその費用のポリシー

オープンアクセスについて、ゴールドオープンアクセス時にかかる費用をどのように負担するべきか調査した。 オープンアクセスの基礎知識 オープンアクセスには、大きく分けて二種類ある。 グリーンオープンアクセス:セルフアーカイビング。embargo期間を経…

ビッチという言葉について

たまに思うのだが、「ビッチ」という言葉が不特定多数の男性と肉体関係を持つ女性、という意味で使われているが、これはすごく違和感がある。おそらく、bitchを日本語に言い換えると、「嫌な女」「クソババア」みたいな意味になると思う。 不特定多数の男性…

ビックデータが「データ(による)大量破壊兵器」になるとき - Cathy O'Neil「Weapons of Math Destruction: How Big Data Increases Inequality and Threatens Democracy」

Harvard Business Reviewの、新刊本著者のインタビューポッドキャストを聞き流す中、これはと思った本があって読んでみたのだが、ものすごく面白かった。 Weapons of Math Destruction: How Big Data Increases Inequality and Threatens Democracy by Cathy…

みんな「女のいない男たち」 - 村上春樹「女のいない男たち」

村上春樹「女のいない男たち」 書評、なんて言えるほど大したものではないので、読書記録として…… 女のいない男たち (文春文庫 む 5-14) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/10/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 実は今ま…

インパクトファクターと'In press'期間の長さ

先日の記事にも一部書いたが、研究の内容を発表する雑誌(ジャーナル、一部マガジンとも呼ばれる)の「良さ」を測る指標の一つがインパクトファクター(Impact factor, IF)だ。IFとは、その雑誌に発表された論文が、1年間でどれだけ引用されるかの期待値で…

平等な採用とは?

卓越研究員や京大白眉研究員の採用で、採用された候補者の中で「女性が少ない」というのが話題に上がっていた。 JPN gvmt new 20 Distgshd Young Researchers at U Tokyo named- all males?! Zero #WomeninSTEM. 東大の卓越研究員 名前から察すると女性ゼロ…

日本に住んでます

もうしばらく時間が経ってしまったが、日本で研究員生活を始めた。無事に学位もとれ一安心。 せっかくなのでこのブログは残して、読んだ本の記録や思うことなど、適当に書こうと思っている。

PNASという雑誌

いろいろなところで紹介されている、Proceedings of the National Academy of Science (PNAS)のEarly editionの論文 Physical and situational inequality on airplanes predicts air rage headlines.yahoo.co.jp …が、pubpeerやブログで問題が指摘されてい…

オープンアクセスで得をするのは誰なのか

直接的には出版社と交渉するのが一番だろうと私は思うのだが… 今日気になるニュースが出ていた。 www.asahi.com 研究者の主な仕事は研究をすることだ。研究結果の結果は、(分野にもよるが)査読を経て論文誌に学術論文として発表されるのが一般的である。研…

続々ロンドンラーメン事情

だいぶ乗り遅れた感があるけれど、最近のロンドンの豚骨ブームについて。 ロンドンではなぜか?豚骨ブームで、本当に豚骨ラーメン屋が多くなった。 Shoryu Tonkotsu Ippudo Kanada-ya Bone daddies Cocoro という感じ。他にも豚骨ラーメンを出している(Nago…

英語を通じさせる態度

前の記事の続き。 <a href="http://fuyomilk.hatenablog.com/entry/2014/10/24/194132" data-mce-href="http://fuyomilk.hatenablog.com/entry/2014/10/24/194132">日本人は英語が下手、ではありません - ロンドンはイギリスにある</a> 日本人は英語が下手、ではありません - ロンドンはイギリスにある まとめると、 日本人の普通の人(「英語がいらない9割の人」)は、実は案外英語力がありそう 英語が本当…

ロンドンにも痴漢はいる

電車のなかの痴漢って、日本特有なのかと思っていましたが... 痴漢 - Wikipedia 痴漢(ちかん)とは、公共の場所で相手に羞恥心を抱かせ、不安にさせる行為を行う者もしくは行為そのものをいう。日本独特の不法行為であり刑法に抵触する場合は少なく主に…

ブラックキャブとアプリの配車サービス

ロンドンのタクシー記事は幾つか書いたけど、最近「ミニキャブやUberはいいなあ」と思うようになった。 ロンドンでタクシーに乗る - ロンドンはイギリスにあるfuyomilk.hatenablog.com ロンドンのタクシー運転手はすごいんです - ロンドンはイギリスにあるfu…

どうやったら論文をかけるのか?

そろそろ博士課程も終わりに近づき、博士論文を書いているけれども、雑誌投稿論文も書かなければいけないという状況だ。 アマゾンで本を買ったので読んでみた。 Write It Up: Practical Strategies for Writing and Publishing Journal Articles (APA Lifeto…

PhDのファンディングを得るのはEU市民でも厳しい

先日、今MScコースで学んでいて、今後PhDを取りたい、イギリスの大学院に行くことも検討中というヨーロッパ人の学生が研究室を訪ねてきた。話を聞いていると、やはりPhDのポジションを取るのに競争がとても激しく、なかなかうまくいかないので悩んでいるとい…

アメリカは意外と保守的

これを読んで、なんとなく禁酒法を思い出した。あと、やはりアメリカは性に関するタブーの意識が強いのだと思った。ヨーロッパではこういうことは絶対に起らないと思う。 &amp;lt;a href="http://www.cnn.co.jp/usa/35060118.html" data-mce-href="http://ww…

JASSOの支援する留学プログラム(トビタテ!留学JAPAN)の改善案

海外留学に関連して、トビタテ!留学JAPANという企画がある。これは、大学生などが海外に留学・インターンシップなどの就業体験を行って国際経験を積むのを金銭的に支援する(滞在活動費とお小遣い*1が出る)という半官半民プロジェクトらしい。 取り組み自…

科学者Tシャツ問題とフェミニズムと個人攻撃

先日の、ロゼッタ・プロジェクトの科学者が来ていたTシャツ問題に関して。 研究者の見た目に注目が集まってしまうのは日本だけではない - ロンドンはイギリスにある 引き続きウォッチしていたらこんな記事が出ていた。 Feminism is in danger of becoming to…

研究者の見た目に注目が集まってしまうのは日本だけではない

先日、10年前に発射された探索機(ロゼッタ)が彗星に到達したというのが大きなニュースになったが、これに関連して、ちょっとした騒ぎになっている。 &lt;a href="http://www.theguardian.com/fashion/2014/nov/12/rosetta-scientist-shirt-women-twitter…

ロンドンのどこに誰が住んでいるか?

London Tube Stats London Tube Stats これはロンドンの中に、どんな人たちが住んでいるか?というのを調べるマップ。こうやってみると、だいたい自分の感覚と合っている。やはり日本人はActonやFinchely周辺に住んでいるのだなという印象。 日本語の場合日…

ロンドン住むとこ評価

今までいろいろロンドンの住む場所に関して情報を書いてきた。 ロンドンの住むとこ評価(2014年版) - ロンドンはイギリスにある ロンドンの住むとこ評価(2014年版) - ロンドンはイギリスにある ロンドンの治安 - ロンドンはイギリスにある ロンドンの治安 -…

日本人がとりたて英語が下手、ということもない

腹が立つことはいろいろあるけれど、最近特に腹が立つのが、日本人の英語に対する苦手意識につけこむような商売が流行しているように感じることだ(例えば、危機意識をあおるような雑誌の記事とか、怪しい(ま、怪しくはないんだけど)英語学習用教材だとか…

Philipsヌードルメーカーのあなどれない実力

なぜPhilipsはこのすばらしい商品を欧州展開しないのだろう。 フィリップス 【お家で生麺】 ヌードルメーカー HR2365/01 出版社/メーカー: Philips(フィリップス) 発売日: 2014/06/20 メディア: ホーム&キッチン この商品を含むブログ (3件) を見る 先日、知…

英語が話せれば世界中の人と話せる、わけではない

大学時代、ドイツ語の授業を取っていたときに、先生が「ドイツ語なんで勉強しても、ドイツ語研究をしないほとんどの人にはあまり意味がない。ドイツ人は皆英語がしゃべれるので、コミュニケーションに困ることはない」と言っていたのでそれを信じてドイツに…

ロンドンで差別はあるか

I, too, am Oxford. My name is not that hard to pronouce - please try! 日本以外の国に行くと、「日本人がどう思われているか?」「日本人だということで差別されないか?」という点が気になってしまうという人は案外多いと思う。 ロンドンはイギリス以外…

ロンドンでタクシーに乗る

今日はタクシーの話を。 ロンドンのタクシーは二種類ある。ブラックキャブ(Black cab)といういわゆるタクシーと、ミニキャブ(Mini cab)といわれるハイヤー形式のものだ。 ロンドンのタクシー運転手はすごいんです - ロンドンはイギリスにある ブラックキャブ…

ロンドンで具合が悪くなった話

ここ数ヶ月くらいとても体調が悪かった。だいたい症状をまとめてみると... 数ヶ月間微熱(37度から38度くらい、体温計を持っていなかったのでわからない)が続き、ちょっと良くなったりまた悪くなったりを繰り返す 咳は出たり出なかったり 夜眠れない 体が痛…

海外生活(ロンドン生活)を始めるにあたり日本から持ってくると便利なもの

ヨーロッパ・アメリカの学校は秋から始まるところが多い。この秋から海外生活スタートという人もたくさんいると思う(ロンドン 治安 で検索してこのブログに来る人が最近多くなっている)。 さて、この9月からロンドンに引っ越してくる、という日本人の旧友…

Thanks very muchは正しいのか?

だいたい英語の教科書では、どうもありがとうは "Thank you very much." なのだが、 Thanks so much. と言ってくる人は、(少なくともロンドンには)結構いる。さらに、 Thanks very much という言い方をしてくる人もたまーにいる。でもこれはなんだかちょっ…

自分自身でモチベーションをあげようと思ってはいけない

もうだいぶ前になってしまったが、以下二つのエントリーを興味深く読んだ。 研究に対する情熱や愛が死んだ - 職質アンチパターン 承認欲求で研究者にはなれません - eddgar's field 研究者は孤独だ。一生懸命研究して、論文を書いても、匿名のレビューワーか…

読んでいない論文について堂々と語る方法

私は論文を読むのが苦手だ。なかなかきちんと、最初から最後まで読めない。途中で飽き足り気が散ったりしてしまう。Abstract -> Figureとlegend -> Method確認しながらResult読む->DiscussionとIntroduction読む、という感じで読み進めるのだけど、だいたいA…

世界のビジネス習慣まとめ

25 Fascinating Charts Of Negotiation Styles Around The World | Business Insider この中に日本がないのが残念というか、もはやあまり重視されていないということなのか?個人的な印象としては、日本のビジネス習慣・話し合い習慣はイギリスのチャートに…

TOEFLでイギリスビザがとれなくなる?

こんな話がでていて 英国でTOEICの組織的不正が疑われ、TOEICとTOEFLでVISAが取れなくなる: ニュースの社会科学的な裏側 さらに、ETS(TOEFL運営会社)のホームページでもこんなアナウンスがあった。 Update on TOEFL® Testing in the U.K. Following the br…

ロンドンの住むとこ評価(2014年版)

先日の記事に関連して、ロンドンの治安について何となく思うところを書いてみる。 ロンドンのポストコードと地域別イメージ まずはロンドンの地理について、大雑把に理解するために必要なポストコード(郵便番号)について。 ロンドンの郵便番号は、前半部分…

治安のいい高級住宅地に住むのが安全?

このブログにロンドンの治安状況について知りたくて来ている人が多いようなので、どこに住むべきかについてもうちょっと語ってみる。(前にロンドンの治安という記事を書いているので、そちらも参考にされたし) なるべく安全で交通の便がよく、家賃も安いと…

イギリスの製品保証は長い

ロンドン、イギリスで家電製品を買うのはなかなか大変だ。日本だと、ヨドバシカメラやビックカメラがあって、豊富な品揃えの中から、手頃な値段で家電やらガジェットやらを変える。イギリスをはじめ、海外ではこれがない*1。ヨドバシビックでアルバイトをし…

PhDの価値 / 留学生とお金

日本でポスドク問題などと言われるようになって久しいけれど、Natureなどの学術雑誌でも、「PhDを取っても仕事が見つからないかもしれない」という論調のコラムが載ったりする。 例えば Fix the PhD No longer a guaranteed ticket to an academic career, t…

今使われてる言葉の意味を知るなら

イギリスではなくてアメリカのものだけれど、Urban dictionaryというサイトが便利。 日常会話やメール・テキストのなかでの英語の使われ方で分からないものがあったとき、辞書で調べるよりも、このUrban dictionaryというサイトのほうが分かりやすいと思う。…

世界の大学ランキング2013-2014

QS World University Rankings 2013 | Top Universities 世界の大学ランキング。総合ランキングで言えば... Massachusetts Institute of Technology (MIT) Harvard University University of Cambridge UCL (University College London) Imperial College Lo…

留学斡旋業者利用時のトラブル

半年前、友人から連絡があった。彼女の友人がロンドンに語学留学に来たのだけれど、業者の手違いで語学学校の入学・寮への入学手続きができておらず、住むところも友だちもいないから助けてあげてくれないか、ということだった。 最初話を聞いたときは、相当…

大学院の難しさ・合格率を知るためのサイト

海外の大学院に出願するとき、いったい倍率・合格率・難易度はどのくらいなのか?と気になる人は多いと思う。日本の大学院入試の仕組みと、海外(とひとくくりにするのは危険だけど、アメリカ・ヨーロッパの大学院入試では、ペーパーテストの点数よりも研究…

ロンドンのタクシー運転手はすごい

最近、ロンドンのタクシーと日本のタクシー運転手が比較されているので、便乗。 めいろま氏の「タクシーは道わからない人が多すぎ」ツイートに思うこと - Togetterまとめ ロンドンのブラックキャブは住所だけいえば一発で行ってくれますからね。。。 これは…

ロンドンの大学院留学事情

先日、ロンドン市内の大学(そこそこいい大学)でロンドンで学位を取得するにあたって、聞きかじった話や自分が体験した話をもとに、Q&A形式でまとめてみた。 Q. 大学院に留学希望です。私は合格しますか? A. アジアからの留学生は合格しやすいそうです。こ…

理系大学院生の生態

大学院で研究活動をしていると言うと、具体的には何するの?授業は英語で大変?お金はどうしてるの?とかいろいろきかれることが多い。最近は「サイエンスコミュニケーション」というのがはやっていて、うちのボスもサイエンスコミュニケーションしろ!と言…

研究者を目指す人が大学院留学をするために役に立つ本

私が留学するときに活躍した本たちを紹介。以前、似たような記事を書いたのになんだか消えてしまって残念。 一応断っておくと、将来(理系)研究者になりたいかもしれない人が、研究のために留学するのに参考になる本なので、MBA留学や語学留学の人にはあま…

留学するのには奨学金が必要だ

先日、イギリス市内の大学院に、Master(修士号)を取るために留学している子と話していて、イギリスの大学はnon-EUの学生にとっては本当に高い、という話になった。 イギリスの大学はどれくらい高いのか?例えば、ロンドンにある一流大学である、Imperial Col…

イギリスでの事務手続きはぐたぐただけどそれがいい

私のボスは、私たちが所属している研究機関のセンター長をしている。そのため、そこで働く人たちから様々な「お伺い」のメールが来るのだけど、その対応にいろいろ思い悩むところがあるようだ。 ある研究者の一人から、「自転車置き場ではなく、建物の中に自…

ロンドンに住むくらいなら、バルセロナからロンドンに通勤した方がまし

ロンドンの家賃は高い高いとさんざん言われているけれども、本当に高いということが実証されたのかもしれない。 イギリスの新聞、デイリーメイル紙の記事より。 http://www.dailymail.co.uk/news/article-2477291/London-rents-high-cheaper-live-BARCELONA-…

続・ロンドンラーメン事情

以前ロンドンラーメン事情と題して記事を書いたけれども、その後、2件ラーメン屋に行ったので、その紹介。 一件目はおでんBAR・ゆず葉。 ロンドン・SOHOに一点張というラーメン屋があるのだけれども、実はここの2階はおでんBARになっている。今は残念ながら…

Come Dine with Meとパーティースキル

Come Dine With Meというイギリスのテレビ番組がある。以前の記事でも紹介したけど、これはお互い知らない4人ないし5人が集まって、ディナーパーティーを開き、お互いに点数をつけ合い、一番高い得点だった人が賞金をもらう…というものだ。 おもしろいのは…